長引くコロナ禍で私たちの生活様式はすっかり変わってしまいました。
私の事務所でもお客様の折へお邪魔させて頂く機会がめっきりと減りまして、変わってオンラインでのコミュニケーションが大きなウエイトを占める様になってきました。
また外出を控え在宅での時間が増えた事は、消費の動向にも大きな影響を及ぼし、私の事務所の専門分野の一つである食品関係の事業にも変化が現れてきています。
レトルトや乾燥食品などの加工食品の売れ行きが増加し、包装も個食化が急激に進行しています。
この様な加工食品に関する企画や開発のご相談は激増しておりまして、当事務所のお客様におかれましても、この”時代の流れ”に順応していく事が求められています。
そこで当事務所では、オンラインによる会員向けセミナー「化学と生物工学の眼で読み解く食品添加物の作用機構」という内容の企画を実施しました。

食の安全に対する社会の関心は日増しに高まっています。
今回は、食の安全に必須の技術である「食品添加物の利用」に関して、身近な食品に利用されている食品添加物を例に食品添加物の歴史、食品衛生法をはじめとする法規制の概要、食品添加物の作用機構などについて詳細に解説させて頂きました。
続いて、食品開発や食品製造の現場における食品添加物利用のポイントを分かり易くまとめました。
食品製造に携わる技術系の方のみならず、食品販売の前線で活躍する営業担当の方にも役立つ内容となっており、当日は営業職の方もご参加頂く事ができました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
セミナーの内容については、後日、会員の皆様向けにレポートや解説動画を公開する予定ですので、そちらもご覧頂けましたら幸いです。


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